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2019年10月2日水曜日

署名を提出しました!



👏皆様からの署名を無事提出いたしました!ありがとうございます!👏



 9月30日(月)に、名古屋市庁舎、愛知県庁舎を訪れ、無事に署名を提出致しました。皆様のご署名、ご支援あってこそです。感謝申し上げます!


(左は市への提出@市庁舎観光文化交流局、右は県への提出@愛知県庁文化芸術課)

●署名提出のご報告●

署名数 6400名
(日本語6185人、朝鮮語91人、中国語43人、英語81人、ドイツ語は現在集約中。)

 
 2019年9月30日(月)13時ごろに河村たかし市長の代理の職員へ、同日15時に大村秀章県知事の代理の職員の方へ提出いたしました。残念ながら、市長や県知事との直接面会ということにはなりませんでしたし、市と県で対応に大きな落差がありましたが、署名の趣旨や皆様のメッセージをなんとかお伝えできました。
 
 河村たかし氏へは、影響力のある公人として歴史認識や権力の使い方に大きな誤りがあること、氏の発言が日本軍性奴隷制度サバイバーへの侮辱であることをお伝えました。また、大村秀章氏へは「表現の自由」だけでは取りこぼされてしまう視点があること、再開に向けての応援メッセージをお伝えしました。さらに、あいちトリエンナーレの思い出や国家のためにアート制作してるわけじゃないという思いが有志学生から語られると、県の職員の方も涙ながらに頷いてくださったのが印象的でした。県の職員の方達からは署名に目を通し、大村知事にも必ず渡すと約束していただけました。

 ひとまず、皆様から集まった抵抗と良心の声を可視化できたかと思います。署名の拡散、カンパ、イベントのお手伝い等、様々な場面でのご支援に感謝致します。

 

●署名提出報告集会「平和碑撤去反対署名提出報告・表現の自由だけじゃない! 緊急ふぇみ・ゼミPart.2 in 名古屋」も開催●

(報告集会の会場の様子。スピーカーは不自由展実行委メンバーの岡本有佳さん)

同日の夜18時45分からはイーブルなごやにて「平和碑撤去反対署名提出報告・表現の自由だけじゃない! 緊急ふぇみ・ゼミPart.2 in 名古屋」と題した集会を行いました。
 有志学生からの署名立ち上げの経緯や提出の報告、有志研究者からのレクチャーそして「表現の不自由展・その後」の再開をもとめる愛知県民の会のメンバーからコメントを頂きました。

 さらに、私たちの署名提出のために協力してくださった日本共産党・もとむら伸子さんと池内さおりさん、愛知県議立憲民主党の高木ひろしさんも飛び込みでスピーチしていただきました。本当にありがとうございます。この場に来られなかった社民党・福島みずほさん、共産党・吉良よし子さんからのメッセージも代読しています。
 
 そして、『表現の不自由展・その後』の実行委員会メンバーである岡本有佳さんと同展出展作家の写真家・安世鴻さんをお招きし、かなり豪華な集会になりました!
 岡本さんからは、仮処分にて芸術祭実行委員会と和解をして不自由展再開に向けて勢いづくだろう、という報告と、自分も表現の自由について考えなければいけないたくさんの宿題を与えられたというお話をしていただきました。安世鴻さんからは日本軍性奴隷制度・戦時性暴力の問題に出会った時に他人事とは思えず写真作品を制作したこと、日本社会でこの表現は難しいが、みなさん頑張りましょうとメッセージをいただきました。

 会場には地元の芸術大学の学生も来てくださったようで、ささやかながら良い集会になったと思っています。
 
 岡本さんの話にもあるように、ちょうどこの日に『表現の不自由展・その後』の実行委と愛知県知事との間に和解が成立し、同展再開のニュースが飛び込みました。しかし、私たちはただ再開するだけで終わりとは考えていません。文化庁の補助金不交付問題も含め、この展示中止事件が社会にどういう影響を与えたかを考えれば、この問題がこのまま終わることはないでしょう。今後の活動は未定ですが、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。