賛同人・「学生」のコメント


学生の方からコメントを頂きましたので、紹介させていただきます。

美術関係の学生からのコメント

「学生です。私は夏が開けたら、あいちトリエンナーレを訪問しようと思っていました。授業でも多く取り上げられた、挑戦する姿勢を持った今回のトリエンナーレは、この目で見に行こうと思わせてくれたからです。
そんな中、このような事が起こったのは、全くもって遺憾でありますし、日本人として大変悲しい出来事です。
もしかしたら正しい判断なのかもしれないし、間違った判断かもしれない、私はそれを、自分の目で判断させてほしい、だから見たいのです。
見る権利を返してもらうために、この署名運動に参加します。私の人生ではじめての署名です。どうか、受け入れてもらえますように。」
(武蔵野美術大学生 おおはたみつこ)


「黒田清輝の『裸体夫人像』は当時官憲の取り締まりにより下半身が黒布で覆われました。当時はヌードなど芸術ではないとされていたことも理由に挙げられると思います。今もまた価値観の違いにより『表現の不自由展』が芸術ではないというレッテルを貼られそうになっています。
ピカソ、ルノワールなど巨匠を始め現代作家などヌードをモチーフにした作品は数多くあります。それを現代日本に招き入れ鑑賞できる権利を手に入れられる土台を作ったのは表現の自由という価値観が広がったからこそでありましょう。
今ここでまた、その悲劇を繰り返すのでしょうか?マジョリティの意見を受け入れ未来の価値観を潰すのでしょうか。それはあまりにも理不尽なことだと思います。
私自身、まだ作品をこの目で見ることが出来ておりません。撤去に賛同されている皆さんは、僕のような人間のこの「見る権利」さえ奪うのでしょうか。僕を「日本国民ではない!」とひなんするのでしょうか?どうかもう一度展示の公開を求めます。」
(大学生・美術作家 渡邉豊弘)

「私は美術大学に通っています。
表現活動をする一人として今回の件には憤りと、将来自らの表現すら規制されかねないという恐怖を感じています。
平和を願う少女の像が、再び展示されることを祈っています。」
(匿名希望)

「名古屋にいながら見ることも叶わず、考える場を奪われてしまったというやりきれなさに苛まれています。展示再開を心より願っております。」

(名古屋芸術大学美術学部美術学科洋画コース・野村純里)



学生からのコメント

「検閲など許されない。表現の自由は民主国家の土台です。
戦後日本は大日本帝国とは異なる国だと習ってきたし、そう思ってきました。しかしこの戦争であった事実を反省せず直視もできない状況を見ると思います。我々日本国民は再び自ら国際社会にとって消されるべき「悪」になるのですか?それとも「悪」のままなのですか?
私は今回の日本社会の反応と決定を歴史的汚点であると考え、撤回を求めます。」
(大学生 正木純)


随時、頂いたコメントを追加していく予定です。ご協力本当にありがとうございます。